犬ぞりってどんなもの?
犬ぞりとは、その名前の通り「犬がそりを走る」ものです。
一面の銀世界を数頭の犬に引っ張られたソリが走る、そんな神秘的な光景を画像や映像で見たことがある方も多いのではないでしょうか。
この犬ぞり、北極圏や北欧のイメージも強いですが、国内でも体験できる場所がいくつかあります。
日本は世界的に見ても豪雪地帯と言えますから、犬ぞりに向いている地域も多いのです。
この犬ぞりでは、おなじみのシベリアン・ハスキーのほか、アラスカン・マラミュートやアラスカン・ハスキーなどの犬種が活躍しています。
また、かつて日本では樺太犬が犬ぞりで活躍していた歴史もあります。
これらの犬種には、寒さに強く我慢強いシベリアン・ハスキーやスピードとスタミナに優れたアラスカン・ハスキーなど、それぞれ特徴が備わっており、犬ぞりが使用されさるシチュエーションによって向き・不向きが出てくる面も持ち合わせています。
さらに犬ぞりの奥深さを窺うことができるのが、犬ぞりを引っ張る犬たちの役割分担です。
複数の犬が人間の指示に従って安定してそりを引っ張って進むためには、チームプレイが欠かせません。
そこで先頭を走って進む先を決める「リードドッグ」や、先頭のすぐ後ろを走りながチーム全体のリーダーシップをとる「ポイントドッグ」、最後列を走るので他の犬との協調性が求められる「ホイールドッグ」、さらにポイントドッグとホイールドッグの中間を走り、チームの牽引役として活躍する「チームドッグ」などの役割が設定されます。
割り当てられた犬たちが、それぞれの役割をきちんと果たして初めて犬ぞりは機能するわけです。
犬ぞりを体験できるプランもある
そんな犬ぞりを気軽に体験できるプランも、北海道を中心に見つけることができます。
はじめての人でも、犬ぞりの爽快感をたっぷりと味わうことができるでしょう。
代表的なところでは札幌市のノースサファリサッポロ、遠軽町のアウトライダー、南富良野の北海道アドベンチャーツアーズ、鹿追町のマッシングワークスなどが挙げれます。
本州では唯一、群馬県の水上高原スキーリゾートで犬ぞり体験プランが用意されています。
犬ぞりは視点が地面に低いことから、想像以上に速く感じて迫力があります。
一面の美しい雪景色とともに、犬たちの力強い動きをみながら自然の神秘や美しさを思う存分楽しむこともできるでしょう。
こうした体験プランでは、30分くらいの気軽に楽しめるものから、2時間程度の本格的な犬ぞり体験まで見つけられるほか、走るルートによっても魅力や楽しみが変わってきます。
犬ぞりを体験してみたいという方は、こうした体験プランごとの細かな違いにも目を向けてみたうえで比較検討してみてはいかがでしょうか。