バイト仲間たちと八剣山へ
アルバイトをしていると、バイト仲間たちと飲みに行ったり休日に出かけたりする機会が増えるものです。
そんな中でも、登山に誘われた場合にはどんな準備をしたらいいのでしょうか。
札幌市内であれば、初心者に向いている「八剣山」という手頃な山がありますから、登山といってもそれほど大げさに考える必要はありません。
札幌市南区にある八剣山は標高498メートル、正式名称は「観音岩山」ですが、昔は「五剣山」とも呼ばれていました。
新生代第三紀中新世(約2300万年前〜500万年前)に基盤が形成された山で、山頂には切り立った岩が並んでそびえており、特徴のある姿をしています。
八剣山は紅葉の名所として知られており、エゾニワトコやシナノキ、カツラ、エゾイタヤなどの紅葉を楽しむことができます。
ハイキングやトレッキングの場所として恰好なばかりではなく、ウエスタンスタイルの乗馬クラブ「ワイルド・ムスタングス」では山の麓を馬で散策できる体験コースも開催しています。
初心者におすすめなのは、基礎レッスンを受けた後にたっぷりと散策を楽しめる50分間のコース(10,000円)です。
八剣山のルート
八剣山には大きくわけて「南口コース」と「西口コース」の2つのルートがありますが、最初は札幌市街地に近い方の南口コースを選ぶのがおすすめです。
南口コースの入り口には駐車スペースもありますが、車が5台程度しか入らないので、週末に行く場合にはできるだけ朝早く到着しないと駐車場が埋まってしまうことがあります。
500m足らずの標高とはいえ、登山道は岩石と樹の根だらけでなかなかハードなので、体調良く整えて登山に望むことが重要なポイントです。
頂上までは約30分の行程ですが、暑さ・寒さ対策はしっかりと行なうことも大切です。
ちなみに南口の入り口には「八剣山小屋」がありますが、中央登山口にあるのは「八剣山の山小屋」です。
果樹園でさくらんぼを食べた
八剣山には果樹園もあり、季節を選んでいけばさくらんぼ狩りやいちご狩りも体験できます。
果樹園は八剣山中央登山口の手前にあり、夏の終わりから秋にかけてはじゃがいもやとうもろこしの収穫体験も楽しむことができるようになっています。
さくらんぼ狩りは例年、7月初旬から中旬にかけて行われていて、佐藤錦や水門、紅秀峰などが食べ放題になります。
入場料金は大人1,200円、小学生800円、3歳~未就学児500円で、持ち帰り分に関しては別途料金が発生します。
雨天でもさくらんぼ狩りはできますが、雨具や汚れてもかまわない滑りにくい靴などは持参しなければなりません。
また、マナーさえ守ればペット同伴での入場もOKです。