1. >
  2. >
  3. 天に続く道をドライブ

天に続く道をドライブ

天に続く道の概要

「天に続く道」というちょっと不思議な名前がついたこのスポットは、北海道にある国道334号線と244号線を通っている道路のことです。
もともと観光スポットなどではなくごく普通の道路なのですが、その路上から見る眺めの美しさからこの名称が付けられ、広く知られるようになりました。
現在では、「北海道感動の瞬間100選」にも選出されています。

「天に続く道」に含まれる道路は全長約28.1kmで、広い北海道らしく直線なのが大きな特徴です。
しかもアップダウンがあるため、まっすぐに伸びる道路がまるで天まで続いているような印象を与え、それが名前の由来となっています。
もともとバイクのライダーの間で知られていた絶景&ドライブスポットだったのですが、SNSなどの影響もあって近年は一般の観光客の間でも知られるようになり、この道路を走るために車やバイクで訪れる人も増えている状況にあります。

天に続く道の見どころは?

見どころは、なんと言ってもどこまでも続くように見えるまっすぐな道路でしょう。
とくに高い丘の部分から見下ろす形で見る道路の景色はまさに絶景で、いったん下った道が再び登り坂になる光景は本当に天へと続いているような感覚をもたらしてくれます。
なお、この丘の部分には「名も無き展望台」という名称の展望台が用意されており、車やバイクから降りてじっくりと景色を眺めて撮影することも可能です。

さらに単にまっすぐに伸びている道路が素晴らしいだけでなく、周囲の景色も非常に魅力的です。
田園風景が広がっているところもあれば、オホーツク海と一緒に眺められるところもあり、先述した展望台ではオホーツク海も一望できます。
広大な土地と豊かな自然のなかを、一本の道路が天へと向かってまっすぐに伸びていく、北海道以外から訪れた方にとってはまるで別世界に入り込んだような光景です。

そしてもうひとつ、天に続く道の最高の見どころとなっているのが、夕日が沈む光景です。
毎年春分の日と秋分の日にはまっすぐ伸びた道路の先に夕日が沈むため、非常に幻想的な光景になります。
年に2回、それも天気の良い日にのみ見ることができるとっておきの見どころです。

約28km続く道路ですから、移動中にさまざまな景色を楽しむことができますし、ひたすらまっすぐ進むので車を運転する楽しみも味わえるでしょう。
ただし注意したい点がひとつあって、冬場の早朝などでは除雪が行われてない場合に通行止めになることもあります。
基本的には冬場は避けて、過ごしやすいシーズン、それも天気のいい日に訪れるスポットとなるでしょう。

最寄りの空港は女満別空港、鉄道駅はJR知床斜里駅で、駅からタクシーで15分程度で訪れることも可能です。
基本的には車・バイクで訪れるスポットになりますが、公共の交通機関を最大限に活用して訪れることも可能です。