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東京オリンピックのコースを歩く

東京オリンピックのマラソンコースについて

2021年に開催された東京オリンピックのハイライトの一つであるマラソンは、札幌で開催されました。
猛暑となる時期に東京でマラソンをするのは選手の状態などを考えると現実的ではないという意見などがあって、涼しい札幌で実施されることになりました。
札幌はしっかりと整備された道路ばかりですし、複雑なコーナーなどが少なくシンプルに走れるのも魅力的です。

東京オリンピックのマラソンコースは、札幌駅やさっぽろテレビ塔を中心として20kmを周回する1周目と、10キロを集会する2周目と3周目で成り立っている多少変則的とも言える内容です。
小さめのループを回っていくので、狭い範囲内で競技が行われたわけです。
札幌市内しかも中心部がメインとなっていますので、東京オリンピックのマラソンコースは観光目的でも優れたエリアかと思います。
道外から来られる観光客が必ず訪れる場所が、この中に含まれていますし飲食店やホテルなどもたくさんあります。

マラソンコースとしての流れで見ていくと、札幌大通り公園の端からスタートとなります。
歓楽街としても有名なすすきのエリアを越えて、幌平橋を渡ると中心部から外れて住宅街に入っていく感じとなります。
折り返し地点を過ぎて再び中心部に入ると、北海道大学や道庁などを通ります。
そして、最終的には札幌大通り公園をループしてゴールとなります。

マラソンコースを歩きながら観光してみた

このマラソンコースを観光目的で歩くという予定を立てましたので、上記のコースのうちでも中心部のみを徒歩で回ることにしました。
やっぱり観光名所として人気のある大通り公園はのんびりできて、歩くのにもさわやかな場所です。
季節ごとにビアガーデンや雪まつりなどのイベントが開催されていますので、ここで時間を過ごすのも楽しそうです。

少し行くとさっぽろテレビ塔に近づきます。
ここはテレビ塔をバックにして写真を撮るのが観光客の定番のようで、その周りにはたくさんの人たちがスマホ片手に写真撮影をしています。
この周辺はいろいろ見て楽しいところがあって、樹齢140年と言われるかなり太くて立派なケヤキの木が立っています。
北海道開拓の歴史を眺めてきた大木という気がして、なんとなく特別感があります。

すぐ近くには有名彫刻家の「ブラック・スライド・マントラ」が突然姿を現してきて、徒歩ならではの楽しみ方ができます。
マラソンコース後半に通る北海道大学や道庁は、レトロな雰囲気あふれる建物が一番の魅力です。
おしゃれでかわいい西洋風の建物で、昼間見ても夜見てもずっと眺めていたくなる魅力を持っています。
やはりここでもたくさんの観光客が写真撮影をしていました。
札幌ならではの風景で楽しい歩き観光ができました。