意見を言うのが苦手な理由を自己分析してみた
昔から、自分の意見や感想を他の人に言うのが苦手でした。
なので、仕事場で上司や同僚から「どう思う?」とか「どうしたらいいか意見ある?」と聞かれても、「特にありません」と言ってばかりでした。
でも、本当は自分の中で考えていることとか、もっとこうしたらいいのにな、と考えていることはあります。
だけどなぜかそれを言うのが苦手で、自分の意見を押しとどめていた感じがします。
言いたいことがあるのに言えないので、何となく心がモヤモヤした感じになりますし、言いたいことを言えない自分への不満も含めてストレスを溜める原因になってしまっていました。
どうして苦手なのかと考えてみると、昔嫌なことが続いたのが原因ではないかと思うようになりました。
以前働いていたところで、仕事の中身でおかしなことがあったのでそれを上司に言ったところ、意見が的外れだというだけでなく、自分のことも散々馬鹿にされたのです。
これがトラウマになったのかもしれません。
それがベースにあって、少なくても自分から何か言い出すのは無意識に避けるようになってしまいました。
仲間内で何か話していて、自分も言いたいことがあっても切り出せないので、タイミングを逃して結局何も言わずに終わってしまうということが多いのにも気づきました。
話を始めるきっかけをうまくつかめていないのも、意見を言えない理由になっているかと思います。
上司からアドバイスをもらって改善できた
そんな自分のことを知って、上司が丁寧にアドバイスをしてくれました。
たとえば、伝えたい内容をとりあえず頭の中でまとめてみるといいということです。
どんな点に気付いたか、なにが問題となっているのか、そしてそのために何をしたらいいのか、とポイントを絞っておきます。
そうすれば、あまり余計なことを考えずに要点だけを伝えられるということです。
実際、簡単にでも事前に考えをまとめると、自分の言いたいことが論理的だと思えるようになって、ちょっと自信を持って切り出せるようになりました。
もう一つは、話し始めるためのワンクッションの言葉を使うといいとアドバイスしてくれました。
なかなか会話の中で自分の意見を切り出せないので、「私はこう思うんだけど」といった感じで、いきなり考えていることを言い出すのではなく一つフレーズを入れると唐突でなくなりますし、自分としても切り出しやすくなるというわけです。
確かに、一言話してから意見を言うようにすると、自分の方に耳を傾けてくれているという感じがつかめますし、自分としても心の準備ができるのでいいです。
相手が忙しそうにしている時でも、いきなり言いたいことを言うのではなくて、ワンクッション入れてから話した方が嫌がられずに済むということも分かって収穫でした。