バイトリーダーになった!どうしよう?
バイトリーダーになったということは、その仕事先である程度の経験と実績を評価されたことになります。
仕事内容が増えて大変になる面もありますが、時給がアップするなどのメリットもありますし、バイトリーダーとしての経験が将来社会人になったときに役立つこともあるので、面倒くさがらずにポジティブに受け止めるべきでしょう。
バイトリーダーの仕事内容
バイトリーダーになると、おもに2つの仕事(役割)が求められるようになります。
まず現場のアルバイトのスタッフに指示することで、どのバイトスタッフがどの仕事を担当するかを把握し、業務全般がスムーズにまわるよう管理する必要もあります。
つねに誰がどんな仕事をしてうまく機能しているかどうかをチェックする、そして必要に応じてスタッフの補充や配置の変更、さらに自らサポートに入るなどの臨機応変な対応も求められるでしょう。
2つ目は、人材の育成です。
とくに新しく入ったばかりのアルバイトのスタッフが仕事に慣れるために、いろいろなことを教えつつサポートしていくことになります。
基本的な知識や技能だけでなく、マナーやルールを教える必要があるほか、そのアルバイトスタッフが仕事だけでなく職場に馴染めるよう促していくのも重要な役割です。
バイトリーダー1人で育成を行うのは大変ですから、他のスタッフにも協力してもらう、あるいは新しいアルバイトスタッフの適性を見極めたうえで配置する仕事を決めるといった工夫も求められます。
この点は、1つ目の現場の指示と管理の仕事とも関わってくる部分です。
さらに、職場によってはかなり大きな権限や責任を任せられることもあります。
売り場の配置の決定、顧客対応などのマニュアルの設定、さらには売上管理などを担当するケースも見られます。
店長や社員が不在の際には、事実上の現場の責任者、店長代理のような役割を任せられることもあります。
人を指示するのは大変です!
いずれにせよ間違いないのは、人に指示するのは大変ということです。
頭ごなしに指示するだけではなかなかうまく行かないものですし、スタッフひとりひとりの性格や適性を踏まえた上で適切な指示をしないと、業務そのものがうまく回らなくなる恐れもあります。
相性が悪いスタッフ同士を一緒に仕事させてしまうと効率が落ちる、といった難しい問題も出てきます。
しかも当然のことながら、スタッフ全員に分け隔てなく平等に接することが必須になりますし、バイトスタッフがミスをしたり、業務が上手く回っていない時でも冷静に振る舞うことが求められます。
不機嫌な態度でスタッフと接していると、職場の空気が悪くなるだけでなく、信頼を失ってしまいかねないので注意したいところです。
つねに冷静で客観的な視点を忘れずにアルバイトスタッフに適切な指示ができるよう、度量の大きさも必要になるでしょう。